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【カンボジア】コロナワクチン接種、4月までに50万人目標[医薬](2021/01/26)

カンボジアのフン・セン首相は、4月までに約50万人の国民が新型コロナウイルスのワクチン接種を受けることが可能になるとの見方を示した。来月には、中国製のワクチン30万回分(接種は1人2回)の受け入れが始まる見通しだ。クメール・タイムズ(電子版)が伝えた。

フン・セン首相は先に、来月に到着予定の中国医薬集団(シノファーム)が生産するワクチン30万回分を含み、100万回分のワクチン供給を受けることで中国側と合意したと説明。4月のクメール正月までに国民の約50万人に対するワクチン接種が可能になる態勢を整えたいとの意向を示した。

中国からは、科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製のワクチンも入手する方針。

政府はより多くの国民のワクチン接種を実現するため、他の経路でもワクチンを確保しようとしている。先月には世界保健機関(WHO)が主導する世界的なワクチン配分計画「COVAX(コバックス)ファシリティー」を通じ、総人口の約2割(320万人)相当分を確保する方針を表明。さらにインドのデビヤニ・ウッタムコブラガデ(Devyani Uttamkhobragade)駐カンボジア大使に同国製のワクチンを調達したい意向を伝えた。韓国や英国にもワクチンの供給を打診している。

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