【中国】オンラインでのモノ販売、20年は15％増［商業］（2021/01/26）

中国商務省によると、2020年のオンライン小売売上高は11兆7,600億元（約188兆3,500億円）で、前年比10.9％増加した。うちモノの小売売上高は14.8％増の９兆7,600億元と大きく伸び、小売売上高全体の４分の１近くを占めている。

商務省は20年のオンライン小売りの特徴として、新たなビジネスモデルの成長を挙げた。主要電子商取引（ＥＣ）企業によるライブ配信型インターネット通販「ライブコマース」の配信数は2,400万回を超過。オンライン教育の売上高は前年比140％を超える伸びとなったほか、オンライン診察の延べ利用者数も７割以上増えた。また「巣ごもり消費」による需要で、健康器具や保健食品、消毒などの衛生用品、中～高級調理家電、ペット用品の売上高はいずれも３割以上増加している。

20年の越境ＥＣの輸出入額は１兆6,900億元となり、31.1％増加した。農村部のオンライン小売売上高は8.9％増の１兆7,900億元となった。