【シンガポール】韓国化粧品アモーレ、ECショッピーと提携[商業](2021/02/16)
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韓国化粧品大手アモーレパシフィック・グループは15日、東南アジアなどで電子商取引(EC)サイトを展開するシンガポールのショッピーと提携したと発表した。これまで注力してきた域内に加え、台湾でもEC販売を強化するのが狙いだ。
ショッピーのビッグデータに基づく戦略策定の知見を活用するほか、共同でマーケティングなどに取り組む。「雪花秀(ソルファス)」「ラネージュ」「マモンド」「イニスフリー」「エチュード・ハウス」などのブランドで、商品ラインアップも拡充する。
アモーレパシフィックは、2018年にショッピーのECサイト上で商品の販売を開始。20年の販売総額は18年比で13倍以上に拡大していた。ショッピーは東南アジアのほか、台湾でも広く利用されている。
アモーレパシフィックのアジア太平洋統括拠点の責任者、マイケル・キム氏は「東南アジアや台湾の市場を深く理解しているショッピーと組むことで、顧客のニーズにさらに応えていきたい」と語った。
アモーレパシフィックは19年5月にも、東南アジアでEC事業を展開するシンガポールのラザダ・グループと提携。域内のEC販売に力を入れてきた。