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【インド】タタ、ビッグバスケットの株式取得で合意[商業](2021/02/18)

インドの財閥タタ・グループは、食料雑貨のインターネット通販を手掛けるビッグバスケットの株式68%を取得することで合意した。取引額は約950億ルピー(約1,380億円)。ビジネス・ライン(電子版)が16日に伝えた。

タタ・グループは、持ち株会社タタ・サンズの子会社タタ・デジタルを通じて株式の取得手続きを進めている。現在は、インド競争委員会(CCI)の承認を待っている段階。取引は向こう数週間以内に完了する見通しだ。

タタ・グループが今回取得するのは、中国の電子商取引(EC)最大手、阿里巴巴集団(アリババグループ)、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの投資会社アブラージ・グループ、インフラ金融会社(IFC)などが保有している株式。これら3社の出資比率はそれぞれ、29.1%、16.3%、4.1%となっている。

ビッグバスケットが地場調査会社レッドシアーと共同でまとめた報告書によると、インドの食料雑貨通販市場の規模は2024年に180億米ドル(約1兆9,000億円)に達する見通しだ。昨年末時点での規模は30億米ドルだった。

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