スタートアップの資金調達・ビジネスマッチングサイト

【シンガポール】高齢者へのワクチン接種、27日から開始[医薬](2021/01/25)

シンガポール保健省は27日から、高齢者への新型コロナウイルスのワクチン接種を開始する。まず高齢者が多く住む北東部アンモキオと中心部タンジョンパガーの2地区で実施し、2月中旬から段階的に対象地区を拡大する。

対象の高齢者には順次通知する。予約はオンラインまたは最寄りのコミュニティーセンターで受け付ける。政府機関の人民協会(PA)や高齢者支援組織のボランティアなどが高齢者宅を訪問し、ワクチン接種の説明や予約の手伝いをする。

シンガポールでは昨年末にワクチン接種が始まった。医療従事者や老人介護施設の職員、必要不可欠な業務に従事する人のほか、介護施設に入居している高齢者など計6万人超がこれまでに1回目の接種を受けた。シンガポール国立感染症センター(NCID)の医療従事者39人は、2回目の接種を終えた。2回目の接種から2週間で免疫ができるという。

政府は、既に接種を開始したファイザー・ビオンテック製のほか、米モデルナ、中国シノバック・バイオテック製のワクチンを調達する方針。ファイザー製のワクチンは生産施設の改修工事のため、納入が予定よりも遅れる見通しだ。

ただ予定通り、第3四半期(7~9月)までにシンガポール国民や永住権(PR)保持者、居住外国人全員への接種に必要なワクチンを確保できるとみている。

関連記事

公式Facebookページ

公式Xアカウント