【カンボジア】タイから帰国の労働者感染、77人に[医薬](2021/01/21)
カンボジア保健省は20日、タイから帰国した労働者7人が新型コロナウイルスに感染していたことを確認したと発表した。2020年末からこれまでにタイから帰国した労働者で陽性だったのは、計77人となった。クメール・タイムズ(電子版)が15日に伝えた。
新たに感染が確認されたのは、北西部バンテイメンチェイ州と南部タケオ州出身の23~38歳の男女。このうち2人は今月6日に、5人は17日に帰国した。6日に帰国した2人は、隔離13日目に実施された検査で陽性と確認された。現在は、全員がバンテイメンチェン州の病院で治療を受けている。
新規感染者7人を含む累計感染者数は448人。国籍別内訳は、カンボジア人が322人、フランス人が45人、中国人が18人、マレーシア人が13人などとなっている。
また、中国から提供を受ける新型コロナワクチン100万回分(接種は1人2回)のうち、30万回分が2月上旬にカンボジアに到着する見通しだ。
ワクチンは中国医薬集団(シノファーム)が生産。フン・セン首相は先に、ワクチンの投与が始まる際には、自身が最初に接種を受ける意向を明らかにしている。