【マレーシア】アイスタイル、子会社譲渡でマレーシア撤退[商業](2021/01/21)

化粧品の口コミ情報などを提供する美容情報の総合サイト「@cosme(アットコスメ)」を運営するアイスタイル(東京都港区)は、マレーシアの子会社ヘルモ・クリエーティブ(マレーシア)の全保有株を売却した。マレーシアから撤退する。売却先は非公表。

アイスタイルの広報担当者は20日、NNAに対し、「ヘルモの全株式譲渡により、マレーシアからは一時完全撤退という形になる」と説明した。ただ、日本国内の収益事業を確立し、安定した財務基盤を構築した後、「再度マレーシアを含め海外事業の可能性を探っていく」(同広報担当)という。

アイスタイルは、昨年8月中旬に発表した2020年6月期(19年7月~20年6月)決算で、不採算事業の整理・撤退を進めるとし、ヘルモの譲渡を模索していた。マレーシアでは、ヘルモを通じて電子商取引(EC)・卸売事業を手掛けてきたが、同国の同期売上高は前期比12%減だった。減収の理由について、中国ECサイト大手の拡大戦略による競争激化を挙げていた。

同社はまた、マレーシアでヘルモとは別に19年11月から、アットコスメのスマートフォン向けアプリ事業を展開していたが、昨年7月末でサービスを停止していた。

アイスタイルは、17年5月に美容・化粧品のECサイトを運営するヘルモの株式83.1%を取得し、子会社化した。アイスタイルが30%、同社の全額出資子会社アイスタイル・グローバル(シンガポール)が53.1%を出資している。

今回の売却による、ヘルモに対する債権放棄などの事業整理に伴う特別損失は連結決算で約1億7,300万円、個別決算で約1億3,700万円となる見込み。21年1~3月期決算に計上する。

アイスタイルの20年6月期連結決算は、売上高が前期比5.1%減の305億6,400万円、純損益は50億2,000万円の赤字だった。マレーシアのほか、中国と香港、タイ、台湾などでのグローバル事業全体の不振と新型コロナウイルス感染症の影響などで減収減益となった。

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