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【シンガポール】航空・海事業界でワクチン接種開始[医薬](2021/01/20)

ワクチン接種を待つ航空業界従事者とオン運輸相(前から2列目中央、シンガポール民間航空庁提供)

ワクチン接種を待つ航空業界従事者とオン運輸相(前から2列目中央、シンガポール民間航空庁提供)

シンガポール政府は、新型コロナウイルスのワクチン接種を航空、海事業界の従事者向けに開始した。感染リスクが高い人に優先的に接種する政策の一環。向こう2カ月以内に、両業界の約3万7,000人が接種を受ける見通しだ。

航空業界では、全体的にワクチン接種を行う。特に感染リスクの高い、パイロットや添乗員、手荷物・貨物の搬送員、機内清掃員、空港警備員など2万人に優先的に接種する。

海事業界では、港湾作業員や船舶検査員など、シンガポールに到着した船に乗り込んで作業をする必要がある人を中心にワクチンの接種を進める。1月中に1万人余りが接種を終える予定という。

両業界でのワクチン接種プログラムの開始は、オン・イェクン運輸相が18日に発表した。同相は「前線の作業員3万7,000人全員がワクチン接種を受ければ、空港や港湾という水際の安全性を確保する上で大きな前進だ」と意義を語った。

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