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【ベトナム】不法入国と隔離不徹底に厳罰、逮捕や起訴[社会](2021/01/13)

不法入国への関与や隔離措置の不徹底で新型コロナウイルス感染症の国内流行再発の危機をもたらしたとして、厳しい行政処分を求めるケースがベトナムで相次いでいる。不法入国者は逮捕。ホーチミン市の検察当局は、市中感染させたベトナム航空の客室乗務員の起訴を決めた。それぞれ、地元各紙が実名で伝えている。

南部アンザン省警察は9日、カンボジアとの陸路国境から不法入国して新型コロナ陽性が発覚したベトナム人(1,440人目の感染者)らの不法入国に関与したとして、追加で2人を逮捕した。既に逮捕されていた3人とともに非正規ルートで帰国できる体制を整え、1,440人目のほか8人を不法入国させたとされる。不法入国者ではこれまで、計4人が新型コロナ陽性となっている。

ホーチミン市検察当局は11日、市中感染をもたらした客室乗務員の起訴を承認した。警察の捜査によると、同客室乗務員は日本からの帰国便に搭乗。個別に隔離措置を受ける必要があるが、別の乗員が隔離されている部屋を訪れ、ルーマニアからの帰国便の乗員から感染した。同客室乗務員は、部屋は訪れておらず、公共の場で数人と一緒になっただけだったと供述している。

同客室乗務員は昨年11月18日、2回の陰性結果を経て居住地に戻り、同月28日の3回目の検査で陽性となった。濃厚接触した英語教師など3人への市中感染の原因となったとされる。

ベトナムでは、重大な感染症を流行させた場合、最長12年間の禁錮刑などが科される。

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