【インドネシア】外国人の入国制限2週間延長[社会](2021/01/12)

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インドネシア政府は11日、外国人の入国制限措置を28日まで延長すると発表した。同措置は海外で新型コロナウイルスの変異種が発生したことを受けて、1日から14日までの予定で適用していたが、2週間の延長を決定した。政府は年末年始の長期休暇による感染拡大の抑制を目指していたが、感染は依然としていきおいを増していることから水際対策を継続する。

スカルノ・ハッタ空港で待機する入国者=2020年12月(NNA撮影)

スカルノ・ハッタ空港で待機する入国者=2020年12月(NNA撮影)

アイルランガ調整相(経済担当)が11日のオンライン会見で明らかにした。同日開かれた閣議で、ジョコ・ウィドド大統領が入国制限の2週間延長を決定したという。ただし規制内容が現状から変更されるかなど詳細については言及しなかった。

国内では年が明けてから新規感染者が1万人を超える日があるなど、感染が拡大していることから、政府は水際対策のほかに25日までの予定で活動規制も強化している。アイルランガ調整相は「大統領はこの2週間で陽性率などの抑制を期待している」と話した。11日の陽性率は15.81%。11月下旬から上昇しており、4月以降の最高値を更新した。

新型コロナ緊急対策本部(タスクフォース)は昨年12月28日付で公布した回状で1日からの入国制限を規定した。一時滞在許可証(ITAS)、長期滞在許可証(ITAP)などの保持者を除き、外国人の入国を禁止した。これら許可証や再入国許可の期限が切れる場合はオンラインでの延長手続きができるとしている。

また、同期間中に入国する外国人は、出発前3日以内に発行されたPCR検査陰性証明書の提示が必要となるほか、インドネシア到着時にPCR検査を実施し、結果が陰性であれば、政府指定のホテルで5日間、自主隔離を行う。検査費用と滞在費用は自己負担となる。

タスクフォースによると、1~3日に首都ジャカルタ郊外のスカルノ・ハッタ国際空港から入国した人は3,114人。水際対策の強化により、外国人はこのうち380人にとどまったという。一方で航空会社の関係者はNNAの電話取材に対し、8日以降に日本人を含めた外国人の渡航者が増えていると説明。「当初は8日までとみられていた入国規制が14日までに延長されたことを受けて、5日間の自主隔離を受け入れることにした人が多いのではないか」と述べた。

政府は1日から入国制限を強化した理由として、英国で感染力の強い新型コロナ変異種が見つかったことを挙げている。これまでにインドネシアで変異種の確認は報告されていないが、ゲノム解析体制が不十分なために検知できていないだけだと指摘する専門家もいる。

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