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【インド】住友商事、テックマヒンドラと自動車で合弁[車両](2021/01/08)

住友商事は7日、インドのITサービス大手テック・マヒンドラと折半出資で、日本に自動車エンジニアリング事業を行う新会社を設立したと発表した。自動車業界で「CASE(ケース=コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)」の重要性と需要が増す中で、新会社を通じてCASE関連を中心に、日本の完成車・部品メーカーが抱える課題の解決に取り組む。

昨年12月にSCTMエンジニアリング(東京都千代田区)を設立し、営業を開始した。資本金は2億円。出資比率はそれぞれ50%。住友商事は、欧米の自動車メーカー向けの開発で豊富な実績を持つテック・マヒンドラのエンジニアリング能力を高く評価している。自社が持つ幅広いネットワークを融合して、競争力のある開発サービスを提供する考えだ。

■25年度に数百億円規模に

住友商事は昨年8月に全額出資子会社のSCオートモーティブエンジニアリング(SCAE)を設立し、自動車エンジニアリング事業に参入した。広報担当者によると、顧客企業の課題の把握から課題を解決できるノウハウを持つ提携先の選定、提携先と共同でのソリューションの提供というエンジニアリングサービスの一連の作業の中で、SCAEは前半部分を、新設のSCTMは後半部分を得意とする形で相乗効果の創出を目指す。

住友商事は自動車エンジニアリング事業の売上高を、2025年度(25年4月~26年3月)までに数百億円に高めることを目標としている。

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