【カンボジア】21年の経済成長率は４％、中銀が予測［経済］（2021/01/05）

カンボジア国立銀行（中央銀行）は、2021年の国内総生産（ＧＤＰ）成長率を４％と予測した。20年の成長率はマイナス1.9％に落ち込む見通しだ。クメール・タイムズ（電子版）が４日に伝えた。

報告書「マクロ経済・銀行部門アップデート2020」で明らかにした。貿易相手国の経済回復や国内経済活性化の速度に加え、新型コロナウイルス感染症のワクチンが今年前半に効果を発揮することが予測の前提としている。

国内経済の展望に関しては、中小企業の振興や最新技術の普及を促す政策などが奏功し、順調に発展すると予想。産業の多様化を推進することで経済回復が加速し、輸出減少の影響などを緩和するとの見方を示した。

カンボジアの21年のＧＤＰ成長率について、世界銀行は4.3％、アジア開発銀行（ＡＤＢ）は5.9％、国際通貨基金（ＩＭＦ）は6.8％と予測している。