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【タイ】21年の外食産業、2.6%成長=カシコン予測[サービス](2021/01/04)

タイの商業銀行大手カシコン銀行傘下の民間総合研究所カシコン・リサーチ・センターは25日、2021年にタイの外食産業の市場規模が前年比1.4~2.6%増の4,100億~4,150億バーツ(約1兆4,070億~1兆4,240億円)に拡大すると予測した。市場の脆弱(ぜいじゃく)性が高いとして、事業者には慎重な事業運営を呼び掛けている。

限定的なサービスを提供する店が2.4%、屋台が2.0%、フルサービス提供のレストランが0.7%、それぞれ成長すると予測した。中低価格帯の店舗は、政府の消費刺激策などの恩恵を受けると見込む。外食産業全体では、新型コロナウイルス感染症の再流行と競争激化、消費者の購買力の回復遅れなど、20年と同様にリスクの高い状態が続くため、慎重な投資・事業運営を呼び掛けた。

一方、事業者には、困難な状況を生き延びるため、移動性と柔軟性を重視した店舗の小型化推進を提案。具体的には、ポップアップストアや移動販売車両「フードトラック」、宅配に特化した飲食店「クラウドキッチン」の活用や、設置費用と運転資金が少なく済むキオスクの設置などを挙げた。

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