【韓国】SKCの半導体材料事業、子会社に統合へ[IT](2020/12/24)
韓国の化学素材大手SKCは23日、自社の半導体材料・部品事業を、子会社で同業のSKCソルミックスに統合させると発表した。マーケティングや研究開発(R&D)などでの相乗効果を高める狙いがある。
SKCは半導体材料・部品事業を現物出資し、SKCソルミックスが発行する新株8,094万株を引き受ける。来年3月までにすべての手続きを終える計画だ。
SKCは◇半導体ウエハーの表面を平たん化するCMPパッド◇半導体ウエハーに電子回路を転写するのに必要な「フォトマスク」の原材料となる「フォトマスクブランクス」◇半導体洗浄装置に使う液体化学薬品(ウェットケミカル)――などの製造を手掛ける。事業の評価額は約1,513億ウォン(約141億3,000万円)とされる。
一方、SKCソルミックスは半導体素材のシリコンのほか、次世代素材として注目を集める「シリコンカーバイド(SiC)」や石英(クオーツ)を手掛ける。
SKCはソルミックスについて「半導体分野の専門企業として今後も成長するだろう」とした。