【台湾】TSMC、2ナノ未満の工場を高雄に設置か[IT](2020/12/29)
28日付経済日報によると、ファウンドリー(半導体の受託製造)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は、2ナノメートル製造プロセス未満の次世代製品の工場設置に向けて、高雄市政府と用地確保の話し合いを始めたとの観測が浮上している。オングストローム(0.1ナノ)クラスの半導体製造プロセスの将来的な開発に向けた布石との指摘もある。
次世代工場の設置場所としては、高雄市の橋頭科学園区や路竹科学園区の名前が挙がっているという。
TSMCは27日、高雄での工場設置について「今後機会はあるだろうが、短期的にはない」とし、従来の見解を維持した。
劉徳音董事長によると、TSMCは今後、北部、中部、南部に均等に投資する計画。5ナノ製品は南部科学園区(南科)が主体で、2ナノ製品は新竹科学園区(竹科)の宝山地区に工場を設ける方針。