【ミャンマー】日本政府、コロナ対策の医療機材を引き渡し[医薬](2020/12/24)
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日本政府は22日、新型コロナウイルス感染症対策に使う移動式X線装置など医療機材一式をミャンマー政府に引き渡した。総額20億円の無償資金協力を通じた医療機材供与の2回目となる。
引き渡した機材は、移動式X線装置10台と、静脈注射を行う際に使うシリンジポンプ100台、痰(たん)などの吸引に使うサクションポンプ100台。
支援は、医療システムが脆弱(ぜいじゃく)な後発新興国のミャンマー、カンボジア、ラオスへの合計55億円の無償資金協力の一環。うちミャンマー分は20億円で、8月に第1回目として、集中治療室(ICU)用のベッド、シリンジポンプなどを引き渡していた。
日本政府が無償で供与する機材は、ミャンマーの病院や研究施設で使用される。政府は2021年1月以降、ICUベッドや、モニターなどの機材を順次引き渡す予定としている。