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【ミャンマー】ワクチン購入で印と署名、2月に接種目指す[医薬](2021/01/05)

ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相は1日、新型コロナウイルス感染症のワクチンの調達について、インドとの契約に署名したと明らかにした。予定通り進めば、2月に医療関係者への接種を始められるとしている。

スー・チー氏は「インドとの第1弾のワクチン購入契約に既に署名した。インド政府がワクチンの使用を認可次第、輸入手続きを行う」と述べた。同氏は先月、インドから1,500万人分のワクチン購入を目指すと説明していたが、第1弾として何人分が届くかについては明らかにしていない。

インド政府の医薬品規制当局は3日、国産ワクチン2種のワクチンの緊急使用を承認した。ミャンマー政府はそのうちの1種、英製薬大手アストラゼネカとオックスフォード大によるワクチンについて調達交渉していることを、先月末に公表していた。

ミャンマーはインドなどワクチンを生産する国からの調達に取り組むほか、世界保健機関(WHO)が主導する世界的なワクチン配分計画「COVAX(コバックス)」にも参画。コバックスでは人口の20%程度に接種できる分のワクチンが入手できる見通し。インドから1,500万人分を入手できれば、人口の4割余りが接種できることになる。

ミャンマー政府は、インドのほか、中国やロシアともワクチン調達へ向けた協議を進めている。

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