【フィリピン】メガワイド、空港改修の優先権剥奪見直しを[運輸](2020/12/22)
フィリピンの建設大手メガワイド・コンストラクションは21日、マニラ首都圏のニノイ・アキノ国際空港(NAIA)の改修・拡張事業で、マニラ国際空港公団(MIAA)に対し優先権の取り消しを見直すよう訴えた。ABS―CBNなどが伝えた。
同日付でMIAAとトゥガデ運輸相宛てに書簡を送った。メガワイドは事業を進めるのに十分な財政能力があると主張している。
メガワイドとインドのインフラ大手GMRインフラストラクチャーのコンソーシアムは15日、MIAAから突如、優先事業者の認定取り消しを告げられた。理由は明らかになっていないが、財政能力を問題視する声が上がっていた。
メガワイド連合は総事業費を1,090億ペソ(約2,300億円)と見積もり、70%は融資、30%は株式の発行から賄うとしていた。好条件の対案を比較して事業者を決定する「スイスチャレンジ方式」の入札を21年3月までに完了させ、事業を請け負うことを目指していた。