【台湾】アップルが緯創と新規取引凍結、違反行為で[IT](2020/12/21)

米アップルは19日、台湾EMS(電子機器の受託製造サービス)大手の緯創資通(ウィストロン)に対し、新規の取引を一時的に停止すると発表した。暴動が発生した緯創のインド工場でサプライヤーとしての行為に違反があったためで、事態が改善されるまでの措置。中央通信社などが伝えた。

アップルによると、緯創のインド工場では従業員の労働時間に関する管理に問題があり、10月と11月に一部従業員への給与遅配が発生していた。

緯創は19日、管理に問題があったことを認め、再発防止に向けて対応に乗り出すことを表明した。インド事業の管理部門幹部を解雇したという。

インド現地政府は、緯創に臨時工を送り込んでいた現地の人材派遣6社が給与を遅配し、緯創にも労働法規の違反があったと説明した。工場の従業員数は現在1万500人で、短期間のうちに5,000人以上増やしたひずみが出たとの見方もある。

緯創がインド南部ベンガルール(バンガロール)に持つ工場で12日、2,000人規模の暴動があり、工場建屋などに被害が出た。経済日報によると、緯創の幹部はインド政府に対し、「工場の再建に乗り出しており、現地生産の計画に変更はない」と報告した。

緯創のインド工場では来年1~2月から、アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)12」を生産するはずだったとされるが、暴動によって計画に遅れが出るとの見方もある。

証券筋は、アップルの緯創に対する措置を受け、鴻海精密工業と和碩聯合科技(ペガトロン)のEMS大手2社に振り替え受注が舞い込むとの見方を示した。

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