【韓国】現代自グループ役員刷新、新事業に専門人材［車両］（2020/12/16）

韓国の現代自動車グループは15日、10月に就任した鄭義宣（チョン・ウィソン）会長体制下で初の役員人事を発表した。現代自動車の社長に張在勲（チャン・ジェフン）副社長を昇格させるなど、新産業のエコシステムを主導するリーダーシップの確保に焦点を当てた。

現代自で代表権を持つ社長昇格が決まった張氏は、国内事業本部と高級ブランド「ジェネシス」の事業本部で成果を出し、経営支援本部で組織風土を改革した手腕が評価された。

これに伴い、李元熙（イ・ウォンヒ）社長は未来の自動車ビジネスの競争力確保に注力することになる。また、航空専門家で同社の都市航空交通システム（ＵＡＭ）事業を総括するシン・ジェウォン副社長も社長に昇格した。

傘下の現代モービスでは、研究開発（Ｒ＆Ｄ）と車載電装を担当するチョ・ソンファン副社長が社長に就く。

新役員の３割が新事業や新技術、Ｒ＆Ｄ部門に関わる40代の若手で、◇ＵＡＭ◇自動運転◇燃料電池◇ロボティクス――など自動車産業のパラダイム変化を率いるリーダーの役割を果たすことになる。