スタートアップの資金調達・ビジネスマッチングサイト

【カンボジア】自動車整備、実習生確保でリネットと提携[車両](2020/12/15)

自動車メンテナンス受託管理を手掛けるナルネットコミュニケーションズ(愛知県春日井市)は14日、自動車整備工場向けのカンボジア人技能実習生の送り出しサービス開始に向け、小型家電のリサイクルなどを手掛けるリネットジャパングループ(名古屋市)と業務提携したと発表した。深刻な整備士不足に直面している日本の自動車整備業界向けに、カンボジアからの人材派遣を支援する。

ナルネットコミュニケーションズは、日本国内で約9,400カ所の整備工場と提携し、自動車のメンテナンスを委託。カンボジアからの人材送り出しにノウハウを持つリネットジャパングループと、日本向けの自動車整備研修を受けた技能実習生の派遣で提携することを合意した。

日本自動車整備振興会連合会によると、全国の⾃動⾞整備⼯場の約50%が整備⼠不足に直面。さらに、そのうち約10%が事業継続に⽀障が出る程の深刻な状況に陥っているという。法務省の試算では、2023年までに約1万3,000⼈の整備士不足が⾒込まれているという。

ナルネットコミュニケーションズは、1978年に日本オートリースとして設立。現在はオートリース会社に対する車両管理・メンテナンスや残価保証、個人向けリース商品の企画・提案、車両買い取りなどを実施している。

リネットジャパングループは2018年1月、外国人技能実習生の送り出しを手掛けるカンボジア子会社リネット・カンボジアHRを設立した。

同社はカンボジア政府の要請を受け、国立カンボジア高等工科職業訓練校(NPIC)を拠点に、日本の受入企業で戦力として活躍できる人材育成を実施。これまでに170人以上のカンボジア人研修生の送り出し、日本での受け入れを手掛けている。

関連記事

公式Facebookページ

公式Xアカウント