【インドネシア】58カ所で投票やり直しを勧告、選挙監視委［政治］（2020/12/14）

インドネシアの総選挙監視委員会（Ｂａｗａｓｌｕ）は11日、９日に投開票された統一地方選挙について、少なくとも58カ所の投票所で投票をやり直すことを勧告した。この他に、48カ所の投票所については集計のやり直しを勧告した。

委員会は投票や集計のやり直しを勧告した理由については詳細を明らかにしていない。現行法では、投票のやり直しが可能になる条件について、投票時の治安に支障が生じた場合や、選挙監視委員による調査で、投票箱が手順に則して適切に開けられなかったなど投票時の不正が明らかになった場合を規定している。

投票のやり直しを勧告された投票所の所在地は合計17州。州別では中スラウェシ州が16カ所で最も多かった。次いで西スマトラ州の12カ所、東ジャワ州とリアウ州の各４カ所、北スマトラ州とバンテン州が各３カ所で続いた。

集計のやり直しを勧告された48カ所のうち、42カ所は東ジャワ州だった。ブンクル州が５カ所、ジャンビ州が１カ所だった。

総選挙監視委員会は、９日に投開票された統一地方選挙について、少なくとも58カ所の投票所で投票をやり直すことを勧告した（同委員会提供）