【香港】和歌山・大分の家禽輸入停止、鳥インフルで[食品](2020/12/14)
香港政府食物環境衛生署の食品安全センターは11日、和歌山県産と大分県産の鶏肉など家禽(かきん)肉と家禽関連製品(鶏卵など)の輸入を停止するよう、域内の関連業界に指示したと発表した。日本側から両県でH5型鳥インフルエンザが発生したとの通報があったことを受けた措置。
両県は10日、それぞれ和歌山県紀の川市と大分県佐伯市の養鶏場で、高病原性の疑いがあるH5型鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表。ニワトリの殺処分も実施された。
同センターは、輸入停止は香港市民の健康を保障するための措置だと説明し、「日本の関連当局と連携をとり、世界の鳥インフルエンザの流行状況を注視しながら、適切な措置を講じる」とコメントした。
同センターは11月以降、鳥インフルエンザの発生を理由に、両県のほか香川、福岡、兵庫、宮崎、奈良、広島の計8県の家禽肉と家禽関連製品の輸入を停止している。