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【カンボジア】中国とのFTA、21年1月に発効見通し[経済](2020/12/14)

カンボジアと中国が10月に締結した二国間自由貿易協定(FTA)が、2021年1月1日に発効する見通しだ。新たにコショウや青果など約340品目の関税が減免される。クメール・タイムズ(電子版)が11日に伝えた。

商業省のペン・ソビチート次官は、FTAに基づいて中国に輸出可能な商品のリストを間もなく公表すると報告。民間企業に対して「輸出に必要な基準なども周知したい」とコメントした。

中国とのFTAは10月12日、フン・セン首相とカンボジアを訪れた中国の王毅国務委員兼外相の立ち会いの下で締結された。

中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)間のFTAで定められている項目に加えて、コショウや果物、野菜、肉類、海産物など340品目が新たに対象となる。これらのうち95%に相当する製品の関税は発効後すぐに免除され、残り5%分は向こう10年で段階的に関税率が引き下げられる。

南部カンポット州に拠点を置く中国系の農産加工企業ロングメイト・アグリカルチャーは、民間企業にとって中国とのFTA発効は大きな商機になると指摘。一方で「中国市場の需要に応じて、中国の品質、衛生基準を満たした製品の生産、開発が何よりも重要になる」との見方を示した。

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