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【フィリピン】複合MPIC、シンガ企業と石油関連社買収[金融](2020/12/10)

フィリピンの複合企業メトロ・パシフィック・インベストメンツ(MPIC)は9日、シンガポール政府系の投資信託ケッペル・インフラストラクチャー・トラスト(KIT)と共同で、地場の石油関連会社フィリピン・タンク・ストレージ・インターナショナル(PTSI)を買収すると発表した。国内最大の石油輸入ターミナルを手中に収める。

メトロ・パシフィックがPTSIの株式20%を約6,700万米ドル(約69億7,800万円)で、ケッペルが80%を約2億6,700万米ドルで取得する。

PTSIは完全子会社フィリピン・コースタル・ストレージ・アンド・パイプライン(PCSPC)を通じ、ルソン島中部のスービック湾自由港で国内最大の石油輸入ターミナルを運営している。面積は150ヘクタールで、86の石油貯蔵タンクを構える。メトロ・パシフィックは、PCSPC株を最大50%取得することも検討している。

メトロ・パシフィックのマヌエル・パンギリナン会長によると、PCSPCの石油貯蔵量は、国内全体の36%を占めている。21年初めに完成を予定する拡張工事が終われば、貯蔵容量は約600万バレルに拡大する見込み。

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