【インド】タイヤＴＶＳ、生産能力増強に100億ルピー［車両］（2020/12/10）

タイヤの製造・販売を手掛けるインドのＴＶＳスリチャクラは８日、向こう３年で100億ルピー（約141億円）を投じ、生産能力を増強すると発表した。

南部タミルナド州のマドゥライ工場と北部ウッタラカンド州のパントナガル工場に資金を投じる。二輪・三輪車用タイヤの生産能力を25～30％増強するほか、オフハイウエータイヤ（農業・林業・建設・産業機械用タイヤの総称、ＯＨＴ）の生産能力を２倍に拡大したい考え。投資額は借り入れと内部資金で賄う。

同社のラビチャンドラン取締役は「国内外で拡大する需要に対応する」と語った。

ＴＶＳスリチャクラは、「ユーログリップ」のブランド名で国内の二輪・三輪車メーカー向けにタイヤを製造するほか、アフターサービス市場でも強い存在感を確立している。タイヤの輸出も手掛けており、２工場での月産能力は300万本を超える。