【シンガポール】ウィラー、西部で自動運転の実証実験開始[運輸](2020/12/08)

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WILLERはジュロン・レイク・ガーデンズで自動運転の実証実験を開始した(同社提供)

WILLERはジュロン・レイク・ガーデンズで自動運転の実証実験を開始した(同社提供)

高速バス大手のWILLER(ウィラー、大阪市)は7日、シンガポール西部の国立公園で自動運転の実証実験を開始したと発表した。シンガポール子会社と、同国の防衛・航空機整備大手シンガポール・テクノロジーズ(ST)エンジニアリングが共同で進めている同様の自動運転事業の第2弾となる。

シンガポール子会社ウィラーズとSTエンジニアリングは、シンガポールの国立公園局の協力の下、西部の公園「ジュロン・レイク・ガーデンズ(JLG)」で実証実験を3日に開始した。

仏ナビヤ(NAVYA)の自動運転バス「ナビヤアルマ」を使用しており、定員は15人、座席数は11席だ。航続時間は9時間(エアコン利用時4時間)という。

園内のエントランス・パビリオン~グラスランド間の約1.2キロメートルの区間を走行する。運行時間は月~金曜の午前10時~午後4時。「ナビヤアルマ」の最高速度は時速25キロメールだが、今回の実験では最大速度を同10キロメートルとする。

現在は無料だが、将来的に有料化する可能性もある。安全管理のためオペレーターが同乗する。主要ターゲットは生活利用者という。

実験は2年間実施する予定。アクセシビリティー(利用のしやすさ)向上だけでなく、2022年にJLGの再開発が完成した後の利用に向けて、自動運転の旅客輸送システムの安全性、有効性、持続可能性を検証する。

ウィラーズとSTエンジニアリングは、19年10月に湾岸部の大型植物園ガーデンズ・バイ・ザ・ベイで自動運転車両の運行サービスを開始。ウィラーにとっては、自動運転バスを商用化した世界初の事例となった。

このほか南部の観光島セントーサ島では19年8~11月、STエンジニアリングが自動運転システムを開発したミニバスなどを使って実証実験を実施していた。

ウィラーの広報担当者はNNAに対し、「セントーサ島ではミニバスを使った実証試験で商用化は念頭には置いていなかった。一方、JLGでは、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの時と同様にナビヤアルマの自動運転バスを使い、商用化を視野に入れているという違いがある」と説明した。

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