【ベトナム】ニイヌマ、LED照明の地場需要を開拓[電機](2020/11/19)
環境商材のニイヌマ(宮城県石巻市)が、ベトナム地場企業の発光ダイオード(LED)照明需要の本格的な開拓に乗り出した。販売代理店を通じて地場企業のニーズを取り込む方針で、18日には首都ハノイで同国初のショールームの開設式典を開催した。地方にも拠点網を広げていく。
ベトナム初の照明ショールームは、販売代理店ニイヌマ・エネルギー・ライティング・ベトナムがハノイ・カウザイ区に設置した。ショーウインドーの前にはソーラー設備を搭載したLED照明を置く。ショールーム内では、制御システムを含む照明器具を展示し、オフィスやホテルなどへの設置例も紹介する。
ニイヌマの現地法人ニイヌマ・ベトナムの箕輪佑耶社長は「今年中には北部クアンニン省のショールームがオープンする」と語った。同省をモデルとして、地方の販売拠点を増やしていく。日系企業の工場の照明需要などは現地法人が直接担当し、ベトナム企業の開拓はパートナーと連携して進める。
ニイヌマは、照明事業を中心とするニイヌマ・ベトナムを2019年3月に設立。今年7月にはベトナムに農業子会社ニイヌマ・トモファームも設置した。