【インド】ダイキンが地場社買収、現地生産さらに拡大[電機](2020/12/18)

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ダイキンが買収したシチズンのバンガロール工場(ダイキンインド提供)

ダイキンが買収したシチズンのバンガロール工場(ダイキンインド提供)

ダイキン工業のインド法人ダイキン・エアコンディショニング・インド(ダイキンインド)は17日、インドの業務用空調機器メーカー、シチズン・インダストリーズを買収したと明らかにした。シチズンは、ダイキンがインドで生産できていなかった業務用空調設備エアハンドリングユニット(AHU)の国内大手。買収を通じて現地生産を実現し、インド事業でさらに攻勢をかける。ダイキンインドによる地場メーカーの買収は今回が初めて。

今月15日に、シチズンの株式100%の取得を完了した。買収額は非開示。

ダイキンインドは西部ラジャスタンのニムラナ工場で家庭用のスプリットエアコン、業務用のマルチエアコン(VRV)とチラー(冷却装置)を生産している。エアハンドリングユニットはマレーシアから輸入していたが、インド政府からの現地生産の要望が増し、国内製品の優遇政策の影響が出始めたことなどを背景に、地場社の買収を決めた。

ダイキンインドの担当者はNNAのメール取材に対して、「インドの空調市場はコロナ禍で一時的に落ち込んだが、エアハンドリングユニットを含む業務用空調設備はデータセンターやヘルスケア、製薬、工場向けで拡大を見込む。(今回の買収により)空調商品のフルラインアップを現地生産し、顧客への提案力を強化する」と意気込んだ。

シチズンは西部アーメダバードと南部ベンガルール(バンガロール)に工場を持つ。エアハンドリングユニットの年産能力は2工場で計約2万5,000台。2019/20年度(19年4月~20年3月)の売上高は約15億円だった。シチズンのエアハンドリングユニットはインドで広く知名度を得ていることから、買収後もしばらくは、シチズンブランドでの生産を主力とするという。

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