【ミャンマー】スー・チー氏、新政権の地方首相人事に着手[政治](2020/11/19)

8日の総選挙で2021年3月以降も政権を担うことが決まったミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相は、地方の州・管区首相の選定を行う組織を近く発足させる。同氏が率いる与党・国民民主連盟(NLD)に反発する少数民族にも配慮した組織づくりを進める意向だ。

ミャンマー・タイムズ(電子版)が17日伝えた。NLDは8日の総選挙で、連邦上下院の改選議席の8割以上にあたる396議席を獲得した。州・管区首相を選出・任命する権限がある大統領は、NLDから選出されることが濃厚。最高権力者のスー・チー氏は、前回総選挙後よりも直接的に州・管区首相の選考プロセスに携わる意向を示しているという。

16年からの第1次スー・チー政権では、全ての地方政府トップにNLD所属の州・管区議員が就いた。しかし、南部タニンダーリ管区の首相が汚職で逮捕されたほか、東部カヤー州では州議会で首相に対する弾劾決議が可決されるなど、資質の問題が多発。NLDからの離反の一因にもなった。NLDの別の広報担当者、ミョー・ニュン氏は「新政府の組織づくりでは、少数民族との協力が拡大される」と述べており、反発する勢力にも配慮した人選が行われる可能性がある。

また、最大都市を抱えるヤンゴン管区では現職のピョー・ミン・テイン首相が総選挙に出馬しておらず、新たな管区首相に交代するとみられている。

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