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【台湾】遠伝と亜太、4G向け周波数を共有へ[IT](2020/11/09)

台湾通信大手の遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)と亜太電信(APT)は5日、第4世代(4G)移動通信システム向けに両社がそれぞれ持つ700メガヘルツ(MHz)の周波数帯を共有すると発表した。中央通信社などが伝えた。

コストの9分の7を遠伝、9分の2を亜太がそれぞれ負担する。

2社はまた、遠伝が持つ2,595~2,615MHzの帯域幅と、亜太が持つ723~728MHz(上り)、778~783MHz(下り)の帯域幅を交換する契約も結んだ。

亜太は先ごろ、第5世代(5G)移動通信システム向け周波数として、遠伝が持つ3.5ギガヘルツ(GHz)のネットワーク容量の9分の2を取得。20年間使用する権利を94億7,300万台湾元(約343億円)で得ていた。

■5G契約の年内目標達成へ

遠伝は5日、5Gの契約者数が想定を上回るペースで増えていると明らかにした。当初の契約目標を前倒しで年末までに達成できる見通し。

1年以内に顧客の5~12%が5Gを利用する目標を示していた。人数ベースでは最大20万人以上となる計算。

遠伝は米アップルが発売した新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)12」が、契約1件当たりの月間売上高(ARPU)の上昇に寄与するとも指摘した。

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