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【カンボジア】首相、関連4省に洪水被害の調査を指示[経済](2020/10/29)

カンボジアのフン・セン首相は、公共事業・運輸省など4省に対して、先の洪水による被害の実態を早急に調査し、被害を受けた道路などインフラの修理・再建計画書を提出するよう命じた。クメール・タイムズ(電子版)などが伝えた。

フン・セン首相は10月26日、公共事業・運輸省、水資源気象省、農村開発省、農林水産省に対し、財務経済省と連携の上、洪水による被害調査を実施するよう命じた。現地当局の報告を待つのではなく、職員を現地に派遣して早急に調査するよう指示した。

これを受けベイン・サコン農林水産相、ウック・ラブン農村開発相、リム・キエンホー水資源気象相は27日、洪水被害を受けた地域を自ら視察した。

農水相は北西部シエムレアプ州を訪れ、洪水被害を受けた農家200軒に種もみやトウモロコシ、ナス、豆類などを配給した。

農村開発相は、技術チームを率いて西部ポーサット州カンディエンを訪問。洪水被害を受けた道路を調査した結果、浸水した区間は16キロ、深刻な損傷を受けた区間は2.3キロであることが判明した。同省は、農産物の輸送と交通を円滑にするため道路を修理する方針を示している。

水資源気象相は、南東部プレイベン州で被害を受けたダムの水門を視察した。

公共事業・運輸省の報道官は26日、「既に調査を開始しており、これまでに400キロの道路が損傷したことを確認した」と話した。修理費の見積もりはまだ出ていないという。

カンボジア各地で発生した大雨と洪水で、これまでに43人が溺死した。州別では、北西部バンテイメンチェイ州が最も多い26人で、うち8人が子ども。また、ポーサット州と南東部コンポンチャム州が6人ずつなどとなっている。

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