【台湾】20年の域内旅行者、直近10年の最高へ[観光](2020/10/14)
台湾交通部(交通省)観光局は12日、2020年の域内旅行者が延べ2億1,000万人に上り、直近10年の最高を更新するとの予測を示した。新型コロナウイルス感染症のまん延を受けて海外旅行ができない中、域内旅行市場は活況が続いている。13日付自由時報が伝えた。
域内での感染が抑え込まれていることに加え、政府による観光振興策も奏功し、前年から延べ4,000万人(24.3%)増えるとの見方。
一方、20年の訪台旅行者数は、前年比88.6%減の延べ135万人で、直近20年の最低を更新すると予測した。ほとんどが帰省や家族・親戚に会いに来ることを目的とし、ビジネスや観光での訪台はごくわずかとみている。
1~8月の訪台旅行者は前年同期比83.8%減の129万2,170人だった。
■トラベルバブルはパラオだけ
台湾外交部(外務省)は12日、海外旅行の再開に向けて国・地域間で入境規制を緩和する取り組み「トラベル・バブル」について、「現在交渉を進めているのはパラオのみ」と明らかにした。
台湾政府は11日にパラオをトラベル・バブルの第1弾とする考えを表明。これに伴い、パラオ以外の一部の国・地域とも交渉段階にあるとの報道が出ていた。