【カンボジア】貧困率と失業率、コロナ禍で悪化の可能性[経済](2020/10/13)

新型コロナウイルス感染症の影響で、カンボジアの貧困状況と雇用環境がさらに悪化する可能性が高まってきた。国連開発計画(UNDP)によると、貧困率と失業率はそれぞれ17.6%、4.8%になる見通しだ。クメール・タイムズ(電子版)が9日に伝えた。

UNDPが8日に公表した報告書によると、今年のカンボジアの国内総生産(GDP)の成長率予測はマイナス4.1%と、当初予想のプラス6.5%から大幅に後退。この結果、最悪のシナリオで貧困率は昨年の10%から17.6%に拡大し、失業率は4.8%に悪化する見通しだ。ただ社会的な保護政策が講じられた場合は、GDPの落ち込みはマイナス3.3%にとどまり、貧困率が14.2%、失業率が4.4%に抑えられるとの予想も示している。

カンボジア王立アカデミー(RAC)の経済アナリスト、ホン・ワナック氏は雇用状況の悪化見通しについて、主要産業である繊維産業での生産中断や観光業界の不振、タイからのカンボジア労働者帰還などが失業率を押し上げる要因になっていると指摘した。

UNDPの報告書によると、主要産業の生産高、売上高は繊維・履物産業で13.1%減、建設産業で10.6%減、ホテル・飲食業界で13.3%減の見通し。

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