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【マレーシア】ビジネス目的の入国申請一括処理施設を設立[経済](2020/10/12)

マレーシア政府はこのほど、投資や貿易を目的として入国する外国人の各種申請を一括処理するワンストップセンター(OSC)を開設した。入国に便宜を図ることにより、海外直接投資(FDI)の誘致で他国よりも有利な立場を維持する狙い。同時に新型コロナウイルスの感染を水際で食い止める役割も担う。

OSCは貿易産業省傘下のマレーシア投資開発庁(MIDA)が管轄し、入国管理局や保健省の代表らも運営に参加する。

MIDAによると、OSCには外国人の入国許可証の申請を処理するOSC委員会を設置。今月2日の開設から8日までに221件の申請を受理し、うち207件を承認した。OSCへの入国申請は、駐在員などを対象とする出入国申請システム「マイエントリー(MYEntry)<https://myentry.myxpats.com.my/app/>から受け付けている。

将来的には、OSC専属の連絡担当者を配置し、ビジネス目的でマレーシアを訪問する外国人に必要な情報やアドバイスを掲載するウェブサイトを備えた「ウエルカムセンター」を開設する計画だ。

マレーシア政府は、回復活動制限令下でのビジネス目的での入国者に対し、新型コロナ感染対策の標準作業手順書(SOP)や検疫措置といった必要条件を順守している証拠の提出を要請している。MIDAは「OSCは、外国人への便宜を図る一方で、マレーシア国民の健康と安全を守るための役割も果たす」と説明している。

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