【ベトナム】ハイフォン、LNG火発2件承認=70億ドル[公益](2020/10/06)
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ベトナム北部ハイフォン市共産党委員会はこのほど、米石油大手エクソンモービルなどが提案していた液化天然ガス(LNG)火力発電所2案件を、国家電源開発計画に盛り込むことで合意した。投資総額は69億9,000万米ドル(約7,360億円)。2025年以降、順次稼働する計画だ。
エクソンモービルは、ティエンラン郡にLNGガス火力発電コンプレックスを開発する。投資額は50億9,000万米ドルで、設備容量は4,500メガワット(MW)。2期に分け、第1期が26~27年に、第2基が29~30年に稼働する。LNG受け入れ基地は、第1期で浮体式貯蔵・再ガス化施設(FSRU)を、第2期で浮体式LNG貯蔵設備(FSU)を整備。LNGの輸入量は年間600万トンとなる。
2件目は、投資家が公表されていない。カイチャップ島で開発し、投資額は19億米ドル、設備容量は1,600MW。島東部に容量20万立方メートルの貯蔵タンクとFSRUを整備する。