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【フィリピン】配電メラルコ、10月は電気料金値上げか[公益](2020/10/06)

フィリピンの配電最大手マニラ電力(メラルコ)は10月の電気料金を引き上げる見通しだ。電力需要が増大する一方、発電コストが上昇しているためという。同社幹部の話として、マニラスタンダードが4日伝えた。

9月の電力需要は前月から増大し、ピーク時には前年同月の水準を上回った。新型コロナウイルスの感染拡大が始まってから、電力需要が前年同月比で増えたのは初めてという。

一方、外出・移動制限措置の影響でマランパヤガス田からの天然ガスの供給が減ったことや、発電所の稼働停止の増加により発電コストは上昇。電力卸売りスポット市場(WESM)価格は9月5、7両日に1キロワット時(kWh)当たり32ペソ(約69.73円)に達した後、月末まで前月を上回る水準で推移した。

メラルコは9月の電気料金を前月から1kWh当たり0.0623ペソ引き下げ、同8.4288ペソとしていた。

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