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【インド】富豪リスト、リライアンス会長が首位維持[経済](2020/10/01)

インドの資産運用会社IIFLウェルス・マネジメントと中国系のフルン(胡潤)・リポート・インディアが9月29日発表した2020年版の「インドの富豪リスト」で、複合企業(コングロマリット)リライアンス・インダストリーズ(RIL)のムケシュ・アンバニ会長が首位を維持した。純資産は前年比73%増の6兆5,840億ルピー(約9兆4,400億円)だった。

リストは、8月31日時点で純資産が100億ルピーを超えるインド人とインド系の人物を対象としている。20年版で対象となったのは828人で、19年版から125人減少した。

アンバニ氏は、リストが初めて作成された12年版から9年連続で首位を維持した。アジアでも首位で、世界では4位につけた。

リストの対象となった人数は減ったものの、20年版の純資産の総額は8,210億米ドル(約86兆7,000億円)と前年から21%増えた。フルン・リポート・インディアのアナス・ラフマン・ジュナイド社長は「アンバニ氏が石油から通信や小売業へとビジネスの多角化に成功したことや、新型コロナウイルス感染拡大による医療支出増加で製薬会社の資産が増えた」と説明した。

リストの2位は複合企業ヒンドゥジャ・グループのスリチャンド・ヒンドゥジャ会長とその親族で、純資産は1兆4,370億ルピー。3位はIT大手HCLテクノロジーズの創業者シブ・ナダル氏一族で、純資産は1兆4,170億ルピーだった。

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