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【中国】ANAとJAL、中国路線を一部再開[運輸](2020/09/25)

全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は24日、中国路線の一部を再開すると発表した。ANAが成田―広州・青島線、JALが成田―広州線を再開する。中国民用航空局(民航局)が3月29日に新型コロナウイルスの防疫対策として海外の航空会社による中国路線を制限して以降、日系航空会社が運休していた中国路線を再開するのは初めて。これまでANAは成田―上海線、JALは成田―大連線のみを運航していた。

今回、中国当局から認可を受けたのは10月24日までの夏ダイヤ期間の運航。ANAは9月30日から成田―広州線、成田―青島線をそれぞれ再開する。いずれも運航は水曜の週1便。10月25日以降の冬ダイヤについては、調整を進めている。

JALは10月2日から成田―広州線を再開する。運航は金曜の週1便。こちらも冬ダイヤは調整中という。

華南地域には大手自動車メーカーなど日系企業が多数進出している。日本―広州を結ぶ路線は7月から9月にかけて日系商工会が手配したチャーター便が4回運航されるなど、渡航需要が高い。また、日本貿易振興機構(ジェトロ)青島事務所によると、山東省青島市に進出する日系企業数は2019年末時点で974社に上る。

JALはこのほか、9月18日に週2便から週3便に増便した成田―大連線について、調整中としていた10月中の運航を週3便のまま維持すると発表した。11月以降については調整を進めている。

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