【タイ】日本発の外国人専用便が増加[運輸](2020/09/22)

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日本の在東京タイ大使館は、タイ国籍を保有しない人を対象とした日本発の特別便を段階的に増やしている。10月の1週目から4週目にかけては、週3便を運航する予定。これまでは予約の受け付け開始後、即満席となる状況が続いていたが、増便されたことで予約状況に余裕ができつつある。

タイ国籍を保有しない人を対象とした日本発の特別便が段階的に増えている。写真はほぼ人けのないスワンナプーム国際空港=4日、タイ・サムットプラカン県(NNA撮影)

タイ国籍を保有しない人を対象とした日本発の特別便が段階的に増えている。写真はほぼ人けのないスワンナプーム国際空港=4日、タイ・サムットプラカン県(NNA撮影)

在東京タイ大使館によると、10月の1週目~4週目には、木・金・日曜日にそれぞれ1便ずつ運航を予定している。12便のうち8便はタイ国際航空のTG643便(成田―バンコク)で、残りは全日本空輸(ANA)のNH847便(羽田―バンコク)、日本航空(JAL)のJL031便(羽田―バンコク)がそれぞれ2便。タイ航空は、29日にも運航を予定している。

10月1~9日および16日、23日の便は既に予約の受け付けが開始されており、残りはあす23日以降に順次受け付けが開始される。片道運賃はタイ航空が9万5,400~18万6,500円、ANAが14万~25万5,000円で、それぞれ空港諸税と発券手数料がかかる。JALは、エコノミークラスが税金と手数料込みで26万4,070円となっている。

ANAは、座席数246席のボーイング「787―9」を使用している。8月7日に運航された同便の乗客は、定員の6割の約150人だった。同社の広報担当者は、NNAに対して、「座席の間隔を空けるために予約を制限することはしていない」と説明。タイ政府が1日当たりの入国者を制限していることから、それに合わせて在東京タイ大使館が各便の乗客数を調整しているとみられる。

同大使館は、7月31日に第1便となる特別便を運航。8月には週1便ずつ計4便を運航し、9月には計8便に増便したが、予約が殺到し、受け付け開始後に即満席になる状況が続いていた。

11月以降の運航予定は、現時点で発表されていない。ANAの広報担当者は、「在東京タイ大使館からの要請に基づき、可能な限り運航していくが、(今後の運航予定は)現時点で決まっていない」と述べた。

特別便が増便されたことにより、予約受け付け開始から数日が経過しても定員に達していない便があるなど予約状況に余裕はできつつあるが、入国許可証(COE)の取得や、搭乗前72時間以内のPCR検査、医療機関での飛行可能健康証明書(Fit to Fly Health Certificate)の取得などタイ入国の条件や手続きに変更はなく、入国後の代替隔離施設(ASQ)での14日間の隔離措置も引き続き義務付けられている。

タイ入国管理局によると、8月にタイに入国した日本国籍者は1,653人。このうち船舶・航空機の乗務員が806人で、その他は847人となっている。入国者数は5月に622人(うち乗務員572人)と底を打ち、それ以降は少しずつ増えている。タイ民間航空庁(CAAT)は、8月半ば時点で外国人の入国を1日当たり500人に制限していると明らかにしたが、現在は拡大されている可能性がある。

■感染予防対策を徹底

日本発の特別便では、9月4日の便に搭乗した日本人男性が、タイ入国後の隔離中に受けた検査で陽性が確認されたケースがあった。入国者は全員が隔離対象となっていることから、同じ便に搭乗した人への対応はタイ保健省に委ねられたが、特別便を運航する各航空会社は、日本の空港や特別便の機内で感染予防対策を徹底している。

ANAは、空港や機内の消毒や地上係員・客室乗務員のマスクの着用、ソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保などを徹底。機内では約3分ごとに換気をしているほか、乗客にもマスク着用や、搭乗時・降機時の混雑を避けるために手荷物の極小化を呼び掛けている。JALも国際民間航空機関(ICAO)の指針に沿った予防対策を実施している。

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