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【ベトナム】住商がEMS拠点、年商100億円目標[IT](2020/09/11)

住友商事は10日、EMS(電子機器の受託製造サービス)事業を手掛ける完全子会社スミトロニクス(東京都千代田区)が現地法人「スミトロニクス・ベトナム(STX―V)」を設立したと発表した。今月に操業を開始し、5年後の売上高100億円を目指す。中国からの生産移管需要も見込まれる中、自動車や家電業界のニーズ取り込みを図る。

営業拠点となるSTX―Vを今年8月、首都ハノイに設立した。資本金は100万米ドル(約1億600万円)で、スミトロニクスが100%出資した。OA機器、白物家電、車載機器、産業機器メーカーのEMS需要を狙う。

住商は1990年代にEMS事業に参画。スミトロニクスはベトナムのほか、8カ国に10拠点を有する。自社工場は4カ国(タイ、インドネシア、カンボジア、メキシコ)に置き、製造パートナー20社以上、部品サプライヤー1,000社以上とネットワークを形成する。

ベトナムは米中貿易摩擦の受益国とされている。住商は、中国から北米に輸出されてきた製品をベトナムに生産移管する動きが加速していると指摘。STX―Vには、同国内に加え、北米や欧州、東南アジアなどの顧客との関係強化を進めさせる。

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