【中国】崎陽軒、上海で「月餅」期間限定販売［食品］（2020/09/11）

崎陽軒が期間限定で販売する「横濱月餅」（同社提供）

崎陽軒（横浜市）は10日から16日までの期間限定で、上海市黄浦区にある「新世界大丸百貨」で月餅を販売する。同社製品を中国で販売するのは初めて。今回は500セットを輸出し、完売を目指す。

今回販売する「横濱月餅」は、バター風味の皮で日本の和菓子のあんを包み、日本人好みにアレンジしたもの。中国ではギフト用に製作した富士山をデザインした特別仕様の缶に入れ、小豆、栗、宇治抹茶、黒ごまの４種８個入りを240元（約3,700円）で販売する。

中国では10月の中秋節に月餅を食べる文化があるため、これに合わせた催事出店とした。同社広報担当者によると、日本でも中秋節の時期には中国人客を中心に月餅の購入が増えているといい、「中国の方に受け入れてもらえるかを試す機会になる」とした。海外での販売を通じ、横浜の知名度向上や外国人観光客の誘致にもつなげたい考え。

崎陽軒は８月に台湾で海外１号店をオープンし、シウマイを販売している。