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【インドネシア】関電、資源大手メドコと合弁設立へ[公益](2020/09/08)

関西電力は7日、インドネシアの資源大手メドコ・エネルギー・インターナショナルの電力子会社と、ガス火力発電事業と運転保守事業分野の持続的な開発に関する戦略的提携を締結したと発表した。海外の発電開発事業者と戦略的提携関係を結んだのは初めて。提携に基づき、合弁会社を設立する。

関電と子会社の関電パワーテック、メドコ子会社のメドコ・パワー・インドネシア(MPI)の3社は4日、戦略的提携に関する合意書を交わした。

関電はこれまで案件ごとに海外の事業者と提携していたが、継続的な案件開発を目指した提携は初めて。「本提携をインドネシアにおいて持続的な成長を図るプラットフォーム」(広報担当者)と位置付けている。発電事業では主にガス火力発電の開発に注力する。3社で設立する合弁会社の出資比率や設立時期は協議中。

関電は2016~25年度の10年間で、海外の発電所の出力を計1,000万~1,200万キロワットまで増やす目標を掲げている。

インドネシアでは昨年5月、西ジャワ州のラジャマンダラ水力発電所で商業運転を開始。中ジャワ州では住友商事とともにタンジュンジャティB火力発電所を建設している。

関電によると、メドコパワーは国内18カ所で総発電容量約330万キロワット(kW)以上の発電・運転保守事業を運営している。

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