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【台湾】Jパワー、亜泥に嘉恵電力の全株式売却[公益](2020/09/09)

電源開発(Jパワー)は7日、台湾の独立系発電事業者(IPP)、嘉恵電力の全保有株を台湾セメント大手の亜洲水泥(アジアセメント、亜泥)に売却すると発表した。売却額は53億6,900万台湾元(約194億7,800万円)。

亜泥は39.97%株を得て、持ち株比率は99.7%に上昇する。Jパワーの保有株売却には台湾当局の承認が必要。

Jパワーは、「日本内外の設備投資を検討する中で、資金効率を勘案し判断した」と説明した。

Jパワーは2002年12月、亜泥から嘉恵電力株を取得。最終的な投資額は約80億円となり、同社の海外発電プロジェクトへの投資額としては過去最大になると説明していた。

■亜泥が発電機増設

8日付工商時報によると、亜泥は、嘉恵電力の天然ガス発電施設第2期に100億元以上を投じる。発電設備容量51万キロワット(kW)の発電機を設置する。21年第1四半期(1~3月)に商業運転を始める予定。

発電量の増加分については、既に公営の台湾電力(台電)との間で売買契約を結んでいるという。

嘉義県民雄郷に設けた第1期の天然ガス発電施設は03年末に商業運転を開始した。設備容量は67万kW。

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