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【シンガポール】一風堂が空港に追加出店、国内10店目[サービス](2020/09/02)

チャンギ空港第3ターミナルに開業した一風堂の新店舗(力の源ホールディングス提供)

チャンギ空港第3ターミナルに開業した一風堂の新店舗(力の源ホールディングス提供)

博多ラーメン店「一風堂」などを展開する力の源ホールディングス(福岡市)は、シンガポールのチャンギ空港第3ターミナルに出店した。第1ターミナルに続き、フードコート専門業態店「IPPUDO EXPRESS」を開業。通常業態の店舗も含め、同国では10店舗目となる。

チャンギ空港からオファーを受け、昨年から出店計画があった。新型コロナウイルス感染症の流行で、当初予定の4月から遅れ、8月31日に開業に至った。投資額は非公表だ。

売り上げ目標も明らかにしていない。先行き見通しは不透明だが、シンガポール政府が感染対策となる入国規制を徐々に緩和していることから、今後客足が少しずつ増加すると見込んでいる。

主力のとんこつラーメン「博多スペシャル」のほか、菜食主義者向けの「ベジラーメン」などを提供する。出店するフードコートの席数は200席ほど。空港内の店舗であることから、基本的にデリバリー向けの販売は行わない。

シンガポール現地法人、力の源グローバルホールディングスの藤井是輔ディレクターは、今後のシンガポールでの店舗展開について「機会があれば出店を検討する」として、具体的な計画については回答を控えた。

コロナ禍で観光客の来店が見込めないことから、しばらくは現地消費者への訴求に注力する。イベントの開催やデリバリー販売の強化を通じて、既存店を盛り上げたいという。

チャンギ空港は現在、第2ターミナルと第4ターミナルを閉鎖。一風堂が出店する第1ターミナルと第3ターミナルに、全ての航空会社の便を集約している。

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