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【ミャンマー】ヤンゴンで新たに市中感染11人確認=30日朝[社会](2020/08/31)

ミャンマー保健・スポーツ省によると、28日夜から30日朝までに、新たに121人の新型コロナウイルスの感染者が確認された。依然として西部ラカイン州で急増しているが、最大都市ヤンゴンでも11人の市中感染が見つかった。国内での累計感染者は749人になった。

感染者121人の州・管区別の内訳は、ラカイン州が98人、ヤンゴンが18人を占めた。そのほかは北部カチン州が2人、中部バゴー管区、北中部マンダレー管区、北東部シャン州が各1人だった。

■ヤンゴンで封鎖地域増える

ヤンゴンで確認された感染者の居住地は、インセイン、タムウェの各郡区が3人ずつ、北オッカラパ、タンリン、ダゴンセイッカンの各郡区が2人ずつ、マヤンゴン、カマユ、南ダゴン、シュエピタ、タケタ、ダラの各郡区が1人ずつ。ヤンゴンの感染者のうち、市中感染は11人でいずれも感染経路は特定されていない。これらの感染者が確認されたエリアは封鎖されている。

残り7人は、アラブ首長国連邦(UAE)、シンガポール、韓国などからの帰国者だった。

累計感染者749人のうち、ヤンゴン管区が310人で、ラカイン州が309人となり、これらで全体の8割余りを占める。治癒者は351人となり、治癒率は47%に下がった。死者は累計6人で変わらず、PCR検査の実施件数は累計15万6,042件となった。

■ラカイン感染者の56%がシットウェ

ラカイン州の感染者の56%にあたる173人は州都シットウェの在住者だが、南部のタンドゥエや北部のマウンドーなど広範囲に市中感染が広がっている。政府は同州全域に、買い物時の人数を制限するなど自宅待機を求める通達を出している。

地元メディアによると、同州のニー・プー首相は28日、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相とオンラインで会談し、隔離施設の拡充や州民への食料支援などに充てる10億チャット(約7,850万円)の追加資金を連邦政府に要請したほか、他州・管区からの物資供給を円滑に進めるための後押しを求めた。

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