【タイ】ヤマハと三井物産、無人ヘリで農薬散布事業[農水](2020/08/27)

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ヤマハ製無人ヘリの操縦の様子(SYMR提供)

ヤマハ製無人ヘリの操縦の様子(SYMR提供)

ヤマハ発動機と三井物産は26日、タイで無人ヘリを活用した農業向け薬剤散布事業を開始すると発表した。タイのサイアム・モーターズ・グループなどと、合弁会社「サイアム・ヤマハ・モーター・ロボティクス」(SYMR)を2019年5月に設立。7月末にタイ民間航空庁(CAAT)から事業認可を取得したことで、事業開始の準備が整った。タイで農業向け薬剤散布事業の認可を受けたのは同社が初めて。

SYMRは首都バンコクに本拠を置く。資本金は3,000万バーツ(約1億円)で、サイアム・モーターズが41%、現地法人タイ・ヤマハ・モーター(TYM)の関連会社サイアム・ヤマハ・モーター・ロボティクスが34%、三井物産が15%、残り10%を個人が出資している。

ヤマハ発動機の産業用無人ヘリ「FAZER R(フェーザー・アール)」を使って、サトウキビ、トウモロコシ、コメ、キャッサバなどの大規模農場向けの農薬散布や調査などを手掛ける。まずは農薬散布サービスから開始し、将来的に成長促進剤の散布なども行う。

害虫による農作物への世界的な被害が拡大する中、タイでも害虫駆除強化のニーズが高まっている。ヤマハ発動機の広報担当者によると、タイの大規模なサトウキビ畑では、多くの人手を使って農薬などを散布しているが、散布にムラが出たり、散布に最も適した生育の時期に人手が確保できなかったりするといった課題がある。同社は、タイ農業・協同組合省や製糖会社、農薬メーカーなどと、無人ヘリを使った効率的な農薬などの散布の共同開発に取り組んできた。新会社SYMRでは、これまでに蓄積したノウハウを活用し、農作業の効率化と農作物の付加価値の創造につなげると説明した。

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