【ミャンマー】太陽生命現法と地場金融MCB、窓販で提携[金融](2020/08/26)
太陽生命保険とミャンマーの生命保険会社キャピタル・ライフ・インシュランスによる合弁会社、キャピタル太陽生命保険は21日、地元のミャンマー・シチズンズ・バンク(MCB)とバンカシュランス(銀行窓口での保険販売)で提携したと発表した。
両者は、提携の覚書(MOU)に基づき、キャピタル太陽生命保険の展開する商品の販売促進、マーケティングで協力し、顧客の拡大を図る。
太陽生命保険は、ミャンマー当局の市場開放に伴い、昨年からキャピタル・ライフとの合弁事業を始動した。太陽生命保険の株式保有率は、ミャンマーの会社法で国内企業とみなされる外資出資の上限である35%。
MCBは1992年の創業。ヤンゴン証券取引所(YSX)に上場しており、国内26都市に約50支店を開設している。キャピタル太陽生命保険は現在、全国に13支店があり、太陽生命保険が日本で培った知見を生かした訪問販売にも力を入れている。
ミャンマーでは昨年、太陽生命保険のほか、日本生命保険とタイのタイライフ・インシュランスの生命保険2社、損害保険ジャパン、東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険の損害保険会社3社が、地場保険会社との合弁で事業を開始した。また、第一生命保険と、香港のAIAグループ、スイス系のチャブ(Chubb)、カナダ系マニュライフ、英国系プルデンシャルの5社が、全額出資で生命保険事業を展開している。