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【香港】押収した密輸品からペット犬、税関[社会](2020/08/25)

香港・大嶼山(ランタオ島)南東部に位置する長洲島沖で、高速ボートを拿捕(だほ)するなどして押収した密輸品の中から、ケージに入った犬12匹が21日夜、見つかった。香港税関と香港水上警察が発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で香港から中国本土に帰った飼い主が、再び一緒に暮らそうと密輸業者に輸送を依頼したのではないかとの疑いが持たれている。24日付スタンダードなどが伝えた。

水上警察によると、今回の摘発で押収された密輸品は3,700万HKドル(約5億500万円)相当で、香港では今年に入り船舶を利用した密輸事件としては最大規模となった。高速ボートとランタオ島・梅窩のフェリー乗り場近くの海岸で、干しアワビ、ワイン、電子機器、衣類などを押収した。男2人が逮捕された。

一方、見つかった犬12匹には、飼い犬であることを示すマイクロチップが埋め込まれていた。

税関の張国賢(ダニー・チョン)海域調査チーム指揮官代行は、香港から本土への犬の密輸は珍しいと説明。14日間の検疫期間があるため、飼い主自身が香港を訪れることなく犬を本土に送ろうとした可能性を指摘した。

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