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【カンボジア】正月代休で観光振興、国内旅行者は140万人[観光](2020/08/25)

カンボジアのクメール正月代休期間の国内旅行者は約140万人に達した。観光省は、新型コロナウイルスの影響で深刻な打撃を受けた観光業界の活性化につながったとしている。クメール・タイムズ(電子版)が24日に伝えた。

今年のクメール正月は本来4月13~16日だったが、政府は国民の移動や会食などによる新型コロナの感染拡大を避けるため、今月17~21日に延期。前後の土日を含めると、9連休となった。

カンボジア旅行代理店協会(CATA)のチャイ・シブリン会長は、「政府の新型コロナ対策に安心感を抱いた多くの国民が、国内の各地に旅行したことで、観光業界は一息つくことができた」とコメント。一方で旅行消費額が大きい外国人旅行者の不在が、関係各社の経営に与える影響に懸念を示した。

カンボジア・ホテル協会(CHA)のクレイス・チェンダ会長は、「約半年間にわたってほとんど収入を見込めなかったが、長期休暇により客足が戻った」と報告。自らが運営するホテルの客室稼働率については、「長期旅行者が多い北東部ラタナキリ州のホテルではほぼ100%に達したが、東部クラチエ州のホテルでは50%未満にとどまった」と明らかにした。

観光省によると、クメール正月の代休期間中に営業を再開したリゾートは557カ所以上に達したという。

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